Kobe Pearl Museum

パールミュージアム

神戸パールミュージアム 神戸の居留地に、レトロな真珠の博物館がオープンしました。 そこでは、真珠のなりたちや魅力を伝える模型や真珠を展示しています。 そして、神戸が「真珠の街」と呼ばれるようになった歴史的な背景を半世紀に渡って見続けてきた「日本真珠会館」という建物の目線でご紹介します。 ※神戸パールミュージアムは2023年3月31日をもって休館。休館中の展示品は、神戸ファッション美術館3Fのライブラリーにて展示しています。

日本で発明された真珠養殖100年の歩みとともに、神戸と真珠の歴史、真珠の種類やアコヤ真珠ができるまでを模型や実物で展示し、「真珠」と「真珠の街・神戸」を分かりやすく紹介している。

また、1万粒の幻想的な輝き「パールツリー」や復興の鐘「ペルラ・ヴィータ」などの真珠を使った作品は見ごたえがあり、登録文化財となった建物もレトロでモダンな建築としても一見の価値がある。

旧居留地の東南角に存在する日本真珠会館。現在も全国の真珠が神戸に集まり世界へと輸出され、“真珠の集散地”のシンボルとして歴史的な風格が漂う。 戦後間もない1952年に建てられ、地下1階・地上4階の鉄筋コンクリート造、設計は兵庫県営繕課の光安義光氏、施工は竹中工務店が担当した。 1995年の阪神・淡路大震災では館内の家具などは倒れたものの、ガラス1枚も割れず堅牢な建物であることが証明された。2003年にDOCOMOMO Japan「日本のモダン・ムーブメント100選」に選ばれ、2005年には登録有形文化財となった。