日本真珠会館

 日本真珠会館の一階では、神戸パールスークにおいて真珠製品を展示・販売、併設のパールミュージアムにおいては真珠養殖の過程や真珠が製品になるまでの過程を紹介したり、パールツリー、復興の鐘や真珠製品の展示を行っています。
 
神戸パールスークは平日10時から16時まで、神戸パールミュージアムは平日10時から17時までオープンしています。
 
日本真珠会館は2005年7月12日に登録有形文化財に登録されました。
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日本真珠会館について

旧居留地の東町筋に面して立つ日本真珠会館。
神戸の地場産業の真珠加工のメッカとも言え、歴史的な風格が漂います。
戦後間もない1952年11月の建築、当時は県立で、1980年から日本真珠輸出組合の所有になりました。現在でも建物の造りは変わりませんが、1階を同輸出組合の事務所に、2階を真珠の品質検定所、4階を入札会場などに用途を変更しています。1階では、神戸パールスークにて真珠製品の販売を行い、隣の神戸パールミュージアムでは真珠の歴史を紹介するパネルなどを一般に公開しています。
鉄筋コンクリート造り地下1階地上4階建てで、1995年の阪神大震災の際は日本真珠会館の建物自体に大きな被害はありませんでした。

コンセプト

日本特産の真珠の加工、輸出の便利を計り、戦後の復興とりわけ県産業振興のための建物です。
輸出と言う国際的環境にあるため、近代建築の考え方を生かし、人々の信頼感を深める素質を持つ建物として官僚臭のない品格のある表現がなされています。
また、真珠に好ましい光線を確保するため西光線は絶対入射しないことと、内外部の色、特に黒紫・緑に影響されやすいため色彩の配色と動線計画には十分な配慮がなされています
特に建物東側・東遊園地の緑地帯からの硝子越しの反映には細心の注意が払われています。

建物概要

1952年(昭和27年)に竣工したこの建物は、一階の黒御影、二階以上の乳白色タイルが建物全体を印象付け軽快さを与えている。
阪神大震災にも耐え、66年を経た今でも当時の姿を残している。
室内を太陽光に出来る限り近づける事を第一に考えられ、高さ2.5m幅27mの面に連窓が設けられた真珠交換室は、現在もその役目を果たしている。またこの交換室は、会合やリサイタルにも使用できるよう響音効果を考慮し設計がなされている。
設備に関しても当時としては最新のものが採用されていた。先ず、全館蛍光灯の採用は、神戸では住友信託ビルに次ぐ二番目で、全自動式のエレベーターは、神戸に於いては銀行協会と真珠会館の二ヶ所だけであった。
また日本最初のオール自動ベネッシャンブラインドも全館の窓に使用されていた。
その他、ドアチェックやレバーハンドル、照明スイッチなども、今尚、使用されている。
ディテールに目をやれば、無目のない辷出シの連窓、モンドリアン風のスチールドア、二次曲線で加工されたエントランスの敷石、少し斜めに取り付けられた面格子、空間感情の表現を意識したと思われる金属板曲げ加工の風除室など現在に於いても非常に興味深いものである。屋上にゴルフの練習場が設けてあった事など、当時としては、居留地の東南の端の「ハイカラ」な建物であった。
(文・ 光安義光&アトリエMYST 光安義博氏)
日本真珠輸出組合
〒650-0031
兵庫県神戸市中央区東町122 
日本真珠会館
TEL.078-331-4031
FAX.078-331-4345