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日本真珠会館

 
 日本真珠会館の一階ではパールミュージアムにおいて真珠の養殖の過程、真珠が製品になるまでの過程を紹介したり、パールツリー、復興の鐘や真珠製品の展示を行っております。

 又、貸しギャラリーにおいては其のつど色々な展示が行われております。
 6月1日より真珠会館一階にて神戸パールミュージアム開催しております。
入場料無料、 AM10:00〜PM5:00まで毎月曜日は閉館します。

 12月4日から7日はパールブリッジ開通10周年記念の催しを行います、
 12月9日から23日はネオパールコウベによる真珠の生まれる部屋の催しが行われます。

 2003年 日本真珠会館は日本建築学会 建築歴史・意匠委員会と国際組織のDOCOMOMO(ドコモモ)日本支部の「日本のモダニズム建築100選」にリストアップされました。

 2005年7月12日には登録有形文化財に登録されました。
 

 旧居留地の東町筋に面して立つ日本真珠会館。神戸の地場産業の真珠加工のメッカとも言え、歴史的な風格が漂う。

 戦後間もない1952年11月の建築、当時は県立で、1980年から日本真珠輸出組合の所有になった。現在でも建物の造りは変わらないが、1階を同輸出組合の事務所に、2階に真珠の品質検定所、4階が入札会場などに用途を変更している。1階ロビーでは、真珠の歴史やパールプリンセスを紹介するパネルなどを掲示し、一般に公開している。

 日本真珠会館は1995年の阪神大震災もくぐり抜けた。会館の事務所などはロッカーが倒れたものの「基礎が頑丈だったからだ思う」建物自体に大きな被害はなかった。

 鉄筋コンクリート造り地下一階地上4階建て、施工は竹中工務店で、光安義光氏が設計した。


コンセプト

 日本特産の真珠の加工、輸出の便利を計り、戦後の復興とりわけ県産業振興のための建物である。

 輸出と言う国際的環境にあるため、近代建築の考え方のマッスのコンポジションを生かし、人々の信頼感を深める素質を持つ建物とし、官僚臭のない品格のある表現がなされている。

 また、真珠に好ましい光線を確保するため西光線は絶対入射しないこと、内外部の色、特に黒紫・緑に影響されやすいことから色彩の配色と動線計画には十分な配慮がなされている。

 特に建物東側・東公園の緑地帯からの硝子越しの反映には細心の注意が払われている。


建物概要
 1952年(昭和27年)に竣工したこの建物は、一階の黒御影、二階以上の乳白色タイルが建物全体を印象付け軽快さを与えている。

 阪神大震災にも耐え、50年を経た今でも当時の姿を残している。

 室内を太陽光に出来る限り近づける事を第一に考えられ、高さ2.5m幅27mの面に連窓が設けられた真珠交換室は、現在もその役目を果たしている。またこの交換室は、会合やリサイタルにも使用できるよう響音効果を考慮し設計がなされ、残響音は、1.5秒であると言われる。

 設備に関しても当時としては最新のものが採用されていた。

 先ず、全館蛍光灯の採用は、神戸では住友信託ビルに次ぐ二番目で、全自動式のエレベーターは、神戸に於いては銀行協会と真珠会館の二ヶ所だけであった。

 また日本最初のオール自動ベネッシャンブラインドも全館の窓に使用されていた。各室の蛍光灯やエレベーターは、当時のままで現在も使用されている。

 その他、ドアチェックやレバーハンドル、照明スイッチ、スチールサッシ、片肘のみの椅子なども、今尚、使用されている。

 ディテールに目をやれば、無目のない辷出シの連窓、モンドリアン風のスチールドア、二次曲線で加工されたエントランスの敷石、少し斜めに取り付けられた面格子、空間感情の表現を意識したと思われる金属板曲げ加工の風除室など現在に於いても非常に興味深いものである。屋上にゴルフの練習場が設けてあった事など、当時としては、居留地の東南の端の「ハイカラ」な建物であった。

                         (文・ 光安義光&アトリエMYST  光安義博氏)
                          

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